水瓶座グレートコンジャンクション風の時代の仕事運の特徴

12サイン

水瓶座グレートコンジャンクションの示す風の時代の仕事運の特徴

03/21/2022

仕事運にも非常に重要な天体である、木星と土星が同じ度数で重なる前後の時期をグレートコンジャンクションと呼びますが、2020年12/22に水瓶座で起こった風サインでのグレートコンジャンクション。

仕事運のベースとなる世相や物事の隆盛をみるのにこうした大きなサイクルを重視していますが、風のサインでのグレートコンジャンクションは40年ぶり、大きな視点でみると600年ぶりと言う影響力の強い運勢サイクルの切り替えという意味でとても興味を持っています。

ということで、今回は仕事運という切り口でグレートコンジャンクションの意味する運勢について予測をしてみたいと思います。

グレートコンジャンクションとは

火、風、水、地と4つの基本的な質が全く異なるサイン(星座)のどこかで、土星と木星が同じ度数で重なることをグレートコンジャンクションと呼びますが、ざっくり約240年間はくり返しほとんどが同じサインで起こります。

前回は2000年5/29に牡牛座で起こりましたが、牡牛座は土のサイン。1841年からの土のサインでのGCサイクルでした。

ときどき例外といいますか、前のサイクルの名残りや後のサイクルの前兆かのように前後したサインで起こることもあります。

たとえば1981年1/1と、逆行のあと再度コンジャンクションになった7/24には、風のサインの天秤座でプレ・風GCの回がありましたし、土サインの時期の前、火のサインの時代の名残りのように、1821年1/20に牡羊座で火のGCの回がありました。

俯瞰してみたいのでざっくり年表風にまとめてみました。

グレートコンジャンクションの年表

傾向を確認するためにざっくり時系列で並べてみました。ぴったり0度のGCのタイミングをピックアップしていますが、今の時期のように7~8度以内にいたり、同じサインにいる場合は真正GCや真正トリプルGCにほぼ並ぶ状況が起こります。

近いほどクリティカル、際立った出来事が起こりやすいですが、他の天体との関係ももちろんあるので、木星と土星、冥王星だけでは語れませんし、少なくとも海王星や他の感受点の影響も濃く影響しますが、年単位でみるとけっこう特徴がでるように思います。

※同時期の逆行後2度目のGCは省いています。細かい部分は確認・編集中(2022.3/21時点)。

日付 エレメント サイン 出来事とメモ
1127 8/14 乙女
1146 6/11 牡牛 ※トリプルGC
1166 12/19 山羊
1186 11/15 天秤 ※前回の風GC期 先駆け
1206 4/24 牡牛
1226 3/12 水瓶 ※前回の風GC期 スタート
 :  :  :  :
1365 11/3
1385 14/17 双子
1405 1/27 水瓶 ※前回の風GC期 終わり
1425 2/23
1445 7/23 ※トリプルGC
 :  :  :  :
1762 3/19 牡羊
1782 11/5 射手
1802 7/19 乙女 ※前回の土GC期 スタート/世界初・蒸気機関車の制作
1821 6/20 牡羊 ※火のGC期 終わり
1842 1/27 山羊
1861 10/21 乙女
1881 4/18 牡牛
1901 11/29 山羊
1921 9/10 乙女 翌年、ソビエト連邦成立
1940 8/8 牡牛
1961 2/19 山羊
1981 1/1 天秤 風GC先駆け ※トリプルGC
エイズ発見 スペースシャトル初打ち上げ
IBMのPC発売、世界初・ES細胞作成に成功
2000 5/29 牡牛 ※土のGC期 終わり
2020 12/22 水瓶 風GC期 スタート
2040 10/31 天秤
2060 4/8 双子
 :  :  :  :  :

グレートコンジャンクションで起こること

火、風、水、土とグレートコンジャンクションの起こるエレメントのサイクルの入れ替わり、ミューテーションで起こった事例をいくつか挙げて、予測のヒントにしてみたいと思います。

風の時代のグレートコンジャンクション

前回の風のグレートコンジャンクションのサイクルへのミューテーションの時期を見てみます。今回注目したいのは、前回の風GC先駆けの1186年と、本格的なスタートの1226年、そして今回の風のGCサイクル先駆けである1981年です。

前回の風のグレートコンジャンクションのミューテーションで起こったこと

前回の風のGCサイクルのさきがけの年と本格的なスタート、日本国内の例として2つの年を見てます。

1186年
日本では前の年に源氏が壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした年です。源の頼朝が全国で地方自治のための守護・地頭の設置を調停に認めさせました。この年はこれまでの平安時代までの公家の時代が終わり、武家政権の始まりを意味します。

守護は各都道府県に警察の本部が設置されたようなもの、地頭は年貢の徴収と治安の維持が目的。天皇制だった時代から、武家、今でざっくり言えば軍が国政をにぎったという大きな権力の転換点になります。

1226年
頼経、征夷大将軍となる摂家将軍の始まり。生粋の武家から選ばれた将軍ではなく、公家から選ばれた将軍という前代未聞のことでした。

この時期は牡羊座海王星、乙女座冥王星で権力のありかは変わらないものの、天王星は蠍座で実際の血縁はないものの縁の深い関係性の強調、土星と木星という社会の現場を司る天体は風サイン=柔軟性を示しています。

権力の存続のために、血縁から遠くはなれたものを柔軟性を持って迎える、という意味合いにも読み取れます。

GCでは権力のありかが変わったり、国境の事実的な崩壊や創設がよく絡んできます。前回の風サインでのGCでも、政権の根本的な移転が目立ちます。

今回の風のグレートコンジャンクションのミューテーション、さきがけの時期に起こったこと

1981年
今回の風サインの予兆は先駆けの1981年、大きなニュースが並んでいます。今になって気になるのはES細胞作製の成功、エイズウイルス発見 スペースシャトル初打ち上げによる宇宙開発の始まり、IBMからPC発売から繋がるインターネット時代の到来と、なんとなく今の時代の象徴が揃っている印象もある点です。

今回の風のグレートコンジャンクションで起こりつつあること

今回2020年12/22での水瓶座でのグレートコンジャンクションは、実に615年ぶりに風のサインでそれが起こる本格的な風GCサイクルの最初のタイミングということになります。

その前年である2019年の12月頃から流行が始まった新型コロナウィルスとその感染防止対策のための世界中の都市封鎖は、2020年に短期間でオンラインのコミュニケーションが浸透しました。世界中で分野や地域を越えて同じ危機とライフスタイルを共有するようになった面があると思います。

また2022年2月末から起こったロシアとウクライナの軍事危機はWWW2以降で最大と言われ、ウクライナから1000万人が国外へ脱出し、多くはEU各国へ難民として受け入れられ、今現在もある面で民族大移動のような状態が続いている最中です。

難民という形で多数の人口移動と言えば、2021年にはアフガニスタンでタリバン前政権が全土掌握し、アフガン難民が多く生まれてしまったことも記憶に新しいです。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)によると2020年末に世界の難民総数が過去最多の8,240万人になったそうですので、大変痛ましいことですがそこからさらに増加していることが判ります。

「風のサイン」が象徴するような、流動性柔軟性フラットなコミュニケーション(の拡大と抑制)、というテーマが現象に表れているように感じます。

2020年水瓶座・風のグレートコンジャンクションサイクルで話題の人物

普段、仕事運専門とか言って鑑定しているので職業の切り口からホロスコープを読むことが多いですが、感覚的にですが今話題になったり活躍している方、特に政治家には風サインの方が多い気がします。

出生のホロスコープで見るGCサインの強調

前のGCの参考として土サインと、今回のGCの風サインを中心にみてみます

土サイン強調の出生図

徳仁天皇は土サインに土星と月と権力の象徴冥王星の3天体とMC、月のノースノード(ドラゴンヘッド)
・第266代ローマ教皇 フランシスコ 土サインに木星含む4天体
・創業したアマゾンのCEOを2021年に退いて会長に就任したジェフ・ベソス氏は土サインに太陽の他4天体
・メタ(旧 Facebook)の創業者・CEO兼会長 マーク・ザッカーバーグ氏は意外にも土サイン多め。風サインは月のノースノードぐらい。
・楽天創業者・会長兼CEO 三木谷浩史氏 はASCとMCほか4天体水なので水強めですが土も4天体。月と月のノースノードは双子で風サイン。

風サイン強調の出生図

上皇陛下はMCと月のノースノード、他3天体が風サイン
・今最も注目されているロシアのプーチン大統領は風サインに太陽の他4~5天体(出生時間不明のため月が双子か牡牛かで変わる)
・ウクライナ大統領 ウォロディミル・ゼレンスキー氏 はASC、MC、月のノースノードと4天体の明確な風強調タイプ。
・イギリス首相ボリス・ジョンソン氏はASCと4天体が風。水も結構強いです。
・カナダ首相ジャスティン・トルドー氏も風に5天体
・長く続いたアンゲラ・メルケル氏の後任、ドイツ首相オーラフ・ショルツ氏も風サイン強調
・中国の国家主席 習近平氏 も風に4天体と月のノースノード
イーロン・マスク氏は風サインに4天体と月のノースノード(ドラゴンヘッド)と風サインに天体が多い出生図です。
・ユニクロのファーストリテイリング創業者・会長兼CEO柳井正氏 は風サインにASCとMCと5天体
・FRB議長 ジェローム・パウエル氏 は風サインに太陽・月・土星、水星、海王星と5天体+月のノースノード

出生図のサイン強調で見る話題の人物のポイント

風のGCの前から長く第一線にいて、風のGCのサイクルに入ってから話題になっているケースと、逆に一線を退いたケースがあると思いますが、木星と土星は運勢周期が長く、経歴として長い実績に関わるという特徴が良く出ているように感じます。

長く関わることで、社会に認められたり社会の風潮に影響する(木星)、社会のルールの一端を大きく担う(土星)という面が前面に出てくる性質があるからだと思います。

(随時追記中です)

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